トライアスロンで一般的な距離のオリンピックディスタンス。そのスイムパートの距離は1500mです。トライアスロンの種類についてこちら
競泳の経験がある人からすればなんてことない距離なので、「そんなに大したことないな」なんて楽観的かもしれません。逆に競泳経験のない人からすれば考えられない距離のはずです。それにトライアスロンではオープンウォーターで泳ぐので、競泳経験者も油断はできません。
長距離でかつオープンウォーターの特性から、泳ぎ方もプールでの泳ぎ方とは少しちがってきます。
泳げない方にとってはさらにプレッシャーになったかもしれませんが、安心してくだい!練習をじっくり重ねているううちに必ず泳げるようになります。
今回はその正しい泳ぎ方について紹介していきたいと思います。
重要なポイント



プールとの泳ぎ方の違いについて
プールとオープンウォーターの1番の違いはレーンがないことです。そして、クリアな視界が確保できないことです。
レーンがないということは、自分の進行方向を確認しなくてはいけません。海では水の流れも存在するので、気付いたら目的の場所から大きく流されて泳いでいたなんてこともありえます。
ですので、クロールで呼吸の際に前を確認する必要があります。


左はプールでの呼吸の仕方です。基本的に前は確認せずに横向きの呼吸で泳ぎ続けます。それに対して、右はオープンウォーターでの呼吸です。イメージ的には、横呼吸の前に前をみるイメージです。プッシュ時(水をてで押す動作)に顔を前にスッと上げて前を確認し、横向きに顔をむけて呼吸をします。
少しコツが要りますが、練習していればすぐに慣れていくと思います。
長い距離を泳ぐためには?
泳ぎに自信がない人は、1500mの長距離をまずは泳げるようにならなくてはいけません。
1.綺麗な姿勢
水泳をやる上で最も大切なことは、姿勢です。
一番基本的なことですが、水泳の中でも最も大切なことです。水泳を始めた時に一番最初にすることですが、オリンピック選手ですら、この練習は欠かしません。そのくらい、姿勢の違いで泳ぎが変わってくるということです。
どんな姿勢なのかというと、水面と体が平行になるのが理想です。
姿勢が良くなることで、より楽に進むことができるようになります。
どんな練習をしたらいいのかというと、
けのびや、プルブイ(足に挟むビートばんのようなもの)もしくはビート板を挟んで浮くというようなことがすごくわかりやすいです。慣れてきたら、泳ぎの中でも意識できるようになるといいと思います。
2.上半身を上手に使う
この考え方はしっかりと進めるようになるのが目的と、足をそのあとのバイク・ランパートにとっておく目的があります。水泳選手を見ればわかると思いますが上半身がすごく大きいですよね。逆に自転車の選手はすごく下半身が大きい。
水泳を経験していない人は足の方が沈みやすく、どうしてもキックを頑張ってしまい、結果体力を無駄に使ってしまします。
この問題を解決するためにも、上半身のうまい使い方を理解しましょう。
練習方ほうとしては、上記でも登場した、プルブイもしくはビート板を足に挟んで泳ぐという練習をしましょう。さらに、泳いでいる時に、腕のかきで進むのではなくて、胸と背中の筋肉をしっかりと意識して使えるようにしましょう。
これができるようになれば大きく泳ぎかたも変わっているはずです。
楽に長い距離が泳げるようになっていると思います。
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